自愛は非常に有効な方法だ。
それ自体にも効果はあるが、自愛というのは他のメソッドの効果を更にブーストするというような働きもある。
なぜか。自愛は、自分を根本から変えていく方法だからだ。
不安と恐怖に支配された心で平和と繁栄を引き寄せることは難しいが、自愛ならばそういった自分を変えることができる。自分を愛するものは強い。
しかしながら、この自愛の効果を感じられないという人も居る。
自愛はかなり良い方法だし、誰であれ効果は必ずある。にも関わらず、変わらないように思えてしまうのはなぜなのか。今回は、そのあたりのことを書いていこうと思う。
自愛とは何なのか?
突然なのだが、そもそも自愛とは何なのだろうか?
実はタイトルで「自愛メソッド」と書いたのにはある理由がある。
この自愛メソッドという文字を見て何か思い浮かぶことはないだろうか? 少し考えて見て欲しい。
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思い浮かんだだろうか?
私の伝えたかったこととしては、自愛というのはメソッドではないということだ。ちなみに、これは多少ずるいクイズだったので解らなかったからと言って落ち込まなくても大丈夫だ。ちゃんと自愛できている人ならば答えられる、というものでもない。
では、メソッドでなければ何なのだろう?
私の答えとしては、自愛とは生き方そのものだ。
自愛をメソッドとして扱うのは、つまり「叶えたい願い事があるからその手段として自分を愛す」ということになる。
実はこれ、自愛のようで自愛になっていない。
例えるならこれはお金をくれるから恋人になったというようなものだ。
そういった関係を否定するつもりはないが、自愛に関してはそういう態度なのはよろしくない。
自愛というのは、その名の通りしっかりと愛を送らなければならないからだ。ここでいう愛とは、無償の愛と言っていい。
つまりは、「効果があるから」やるのではなく、ただ単に自愛自体を目的として自愛をするのだ。
効果がないという人は、この辺りの機微が解らないままやっている可能性が高い。下心のある愛というのは、他人にすら見抜かれやすい。ましてや自分相手ならなおさらだ。だからこそ、打算抜きで自分を愛する必要がある。
ただ、自愛は効果があると言われているのに、その効果を期待せずに自愛しろと言われても難しいと思うだろう。
それはそれでいい。最初のうちは、打算からの自愛でも構わない。そうだとしても、そのうち自愛の心地良さが癖になってくるはずだ。
だが、心の片隅には置いておいて欲しい。自愛の愛とは、無償の愛なのだということを。
だからこそ、効果がある。自分を心から愛するものには、それ以上の大きな愛が降り注いでくる。きっと、そういった人物は見たことがあることと思う。そういった人物を参考にしてみよう。学ぶところは大いにある。周囲にそういった人物が居なければ、この記事を見て欲しい。きっと参考になると思う。
では、今日はこの辺りで。あなたに幸せが訪れますように。
コメント
しまです。
最近自愛の記事を拝見していたのですが気が付いた事があったので書かせて頂きます。
元々はそこまで自愛について関心がなく、どちらかと言えば願望達成等の方に関心を持って読んでいたのですがふとインスピレーションが湧いてきました。
それは自分を心の底から愛し、信頼していないと本当の満足は得られないという事です。
自分は元々否定しやすいタイプなのでその傾向が強いのかもしれません。
不安や恐怖を感じやすいのも自分を信頼しきれてないからと気が付きました。
なのでこれからは自分の全てを肯定していこうと思います。
そして最近アファメーションをしている中である言葉が浮かびました。
それは「どんな自分でも全てを愛しています」という言葉です。
不安になった時に唱えると落ち着いてきます。
自分を心の底から信頼していれば何でも出来るような気がします。
自分を愛し、信頼すればきっと自ずと望んだ物が引き寄せられると思いました。
みなさまどうぞご自愛ください。
こんにちは、しまさん。
とても良いことにお気づきになられていますね。
その通りです。そうした自己の肯定は、ネガティブな感情を軽くし、ポジティブな感情を何倍にも強めます。
アファメーションの言葉が思い浮かんだのも良いですね。
そうしたふとひらめいた言葉というのは、自分が最も必要としている言葉であることが多いですから。
そう、自分を信頼していれば何だってできるようになります。
しかし、この更に上位版があって、他人や世界をも信頼するようになると……?
他人や世界への信頼も、自愛をやっていけばいずれ辿り着きます。
しまさんのお言葉通り、みなさまどうぞご自愛ください。