引き寄せの法則や願望実現の世界では、主に2つの願望実現手段があるように思える。
その1つが、顕在意識の願いを叶える方法であり、もう1つが潜在意識の願いを叶える方法だ。
今回は、この2つの違いとその叶え方について書いていく。
顕在意識と潜在意識の願望
というわけで、まずは顕在意識からだ。
顕在意識の願望の特徴
顕在意識が持つ願望の特徴としては、見栄や物欲が元となっているものが多い。他の言い方をすると、特定の何かへの執着と言ってもいいかもしれない。顕在意識の持つ願いの特徴は、結果への執着にもなっている。
エゴの抱く願望は、ここから発せられている。こういった顕在意識から出る願望は、嫌々だろうとよく言われるような現実的な努力もしていった方が遥かに叶いやすい。
おそらく、引き寄せに時間を使うよりもそうした努力をした方が、叶う可能性は高いと思う。別に引き寄せに頼らずとも、人間は大抵の願いなら叶えることは可能だ。どんなに自信のない人や、困難な状況に陥っている人であろうとも。
顕在意識の願望の叶え方
だが、こういった顕在意識の願いを引き寄せの力を用いて叶える方法ももちろんある。
主に顕在意識から潜在意識にまで落とし込むということになるだろう。
私のオススメとしては、ありがとう10000回唱えるだとか199式のような徹底したアファメーションだ。
こういった手法は潜在意識の洗浄であったり、書き換えであったりという効果があるので、引き寄せ的にかなり良い結果が期待できる。
だが、問題としては、大抵の人がこれだけのことをする根気がないことだろうか。
なんだかんだと言いながらも、結局のところこういった潜在意識や引き寄せに対して心の奥底では疑っている人が多いので、やっているうちに徒労に思えてしまうのだろう。自己批判などが湧いて来ようと力技で強引に潜在意識を書きかえるという面もあるので、上記のような手法はそういった人にこそ向いているのだが。
あるいは他に、ただ「今この瞬間」に集中して、自分の叶えるべき目標に向けた努力を淡々と行っていくというものもある。
これもまたかなり、引き寄せ的に考えても効果がある。理由は言わないことにするが、まぁ過去の記事を少し読めばすぐにわかってしまうだろうと思う。できれば叶う保証なんてものは気にせずやってもらいたいという思いもあるので、信じてやってみて欲しいところだ。
潜在意識の願望の特徴
潜在意識の願望の特徴としては、言葉にしづらい。定義が難しいのだ。
私が感じるところとしては、結果への執着のなさ(あるいは行為そのものが目的であること)であったり、今この瞬間の行動こそが願望そのものであり、それが幸福にも繋がっていくといったところだろうか? 今の瞬間こそが実現した願望であり、それがずっと叶うように続いていくので、幸福しか存在しないということになる。
……う~ん。説明しづらいw
乱暴な言い方になるが、こればっかりはやはり実際に経験してもらうのが一番早いと思う。こういった説明を単なる言葉遊びのごまかしだとしか思っていなかった私にもわかったので、今引き寄せについて勉強や実践をしている人というのは、遠からず理解できることは間違いない。
その理解に役立つのは、瞑想だとやはり私は思う。
潜在意識の願望の叶え方
単純だ。
「今この瞬間」にあり続ければ良い。
もう少しわかりやすく言うのならば、「どうせもう願いは叶っているし幸福以外あり得ないので、今この瞬間にあり続けてやりたいことをやる」といったところか。ただまぁ、こんな言葉は意識しなくてもヨロシ。どんな偉い人の言葉よりも、自分の実感が大切だ。
全ての人間の持つ願望というのは、突き詰めれば幸福になりたい(不幸になりたくない)というものだ。
それを一番最短かつ確実に叶えてくれるのは、潜在意識であって顕在意識ではない。
全ての成り行きを潜在意識に任せてしまえば良い。あとは、自分にとっての最適が訪れるようになる。
とはいっても、実感が湧かなければ無理にわかろうとしなくても良い。私は頭で理解して実感が全く追いつかなかった頃があり、そのせいで引き寄せなんてものはウソっぱちだと思い込んだが、結局はこの実感に戻ってきてしまった。時期が来ればいずれわかると言うことだろう。聖なるかな潜在意識。
繰り返すようになるが、やはり「今この瞬間」にあり続けることが大切だ。そのためには、先ほども言ったような瞑想が最もやりやすいだろう。できれば、願いを叶えることは忘れてしまって欲しい。「願いを叶えることを忘れれば願いが叶う」というような思いも、だ(私はよくハマった)。
まとめ
結局のところ、人間は全てあるがままにその瞬間にあれば、それがそのまま最適な幸福を運んできてくれる。それでいいし、それが一番良いのだと私は思う。
顕在意識の願望というのも、人間の力をもってすれば叶えることは訳もないし、それを叶えるためのメソッドというのも存在する。しかし、それが幸福につながるかというとそうでもないのだ。
顕在意識の願望というのは、多くの場合失うことを恐れたり、次から次へとより良いものを望むようになり際限がない。叶えた直後は、幸福感があるだろう。しかしながら、それにだってすぐに慣れてしまう。そして次から次へと新たな望みが現れ、延々とループしていくのだ。
潜在意識を信頼して、それに全て委ねてみよう。自分にとって一番良いものというのは、潜在意識が全て知っており、常に用意してくれている。
川の流れに身をゆだねるように生きてみよう。そうすれば、大きな幸せと共にきっと気づくことがある。
では、今日はこの辺りで。あなたに幸せが訪れますように。