こんにちは。
引き寄せの法則の話になった時、よく「執着を手放せば願いが叶う」と言われます。反対にずっと願い続けていれば叶うとも言われていますが、そのどちらも正しいということは以前の記事で説明したとおりです。
引き寄せの法則を知ったばかりの人というのは、「執着を手放せば願いが叶う」ということの理由がよくわからないと思います。少なくとも私は解りませんでしたw
しかし、引き寄せの法則を調べに調べ、瞑想やセドナなど色々な方法を試していくうちに、なぜ執着を手放せば願いが叶うのかの理由が解ってきました。
今回は、その理由について書いていきます。
見出し
執着しなければ願いが叶い始める理由
なぜ執着してしまうと願いが叶わないのかと言うと、基本的に執着すればするほど不安になってしまうからですね。対処法も書いていきますので、ご覧ください。
執着は不安を生む
願望への執着は不安を生みます。
執着というのは「絶対に叶える」といった強い思いであり、うまくコントロールできれば願望実現にとってかなりの力になります。
ですが、「絶対に叶える」というくらい思いが強いということは、「叶わなかった時どうするのか」という不安も比例して大きくなっていきます。
「絶対に叶える」と意気込んでしまっている分、「叶わなかったらどうするのか」という不安が簡単にスルーできないんですよ。身に覚えありませんか?
これが自分にとってなんでもないような願いだったら、「別に叶わなくてもいいや」と開き直れるので、逆にそういった不安に襲われずあっさりと叶ってしまうということがよくあります(本願が叶わない時期、私はしょっちゅう体験してきました)。
つまり、願望への思いが強ければ強いほど、すなわち執着すればするほど、それに比例して不安も大きくなっていってしまうので、その不安に打ち消されてしまって願いがなかなか叶わないという訳です。
不安さえ打ち消せれば実現へのスピードは一気に加速していく
「じゃあ叶えたい願いほど叶えづらいのか……」とがっかりされるかもしれませんが、その心配はいりません。対処法はちゃんとあります。
それに、執着が強いということはその分エネルギーも強いということです。実現を妨げている不安さえ打ち消すことができれば、願望実現へ一気に加速していくことだってあります。
突然ですが、不安が何から生じるかって知っています?
人間関係、金銭、病気……色々あると思いますが、これらは全て根本的な原因ではありません。
不安というのは、全て自分の想像から生まれています。
全ての不安は、未来への不安や過去の後悔といったことでしか生まれてきません。
先ほどの願望実現の例で言えば、「もしも叶わなかったら」という将来の想像から不安が生まれてきます。
逆に言えば、ここを断ち切れば不安がなく願望が一気に実現しやすくなるということですね。
執着と不安をなくすにはどうすれば良いか?
さて、理屈は上述の通りですが、ではいざ執着をなくすとなればどうすれば良いのでしょう?
これにはいくつか方法がありますので、オススメの方法を書いていきます。
感情を客観視する瞑想
まずは瞑想を挙げます。執着や不安をなくすという目的でも、願望実現という目的でもこれは本当にオススメです。
特にオススメなのがヴィパッサナー瞑想ですね。これは、自分の思考を客観的に眺めることによって、勝手に湧いてくるイメージや不安をなくしていく瞑想です。
人間は「今この瞬間」にあり続ければ不安というものは感じません。ヴィパッサナー瞑想を行なっていけば、その「今この瞬間」にあり続ける境地というのがどういうものか自ずとわかってきます。
この瞑想法は、そもそもブッダが人間の持っているあらゆる苦から逃れるために発見した瞑想法ですからね。効果はかなりありますよ。
願望実現なしにしても、ハーバードの研究で瞑想がもたらす様々な効果が実証されています。
単なるストレス対策や創造性の向上などにも効果がありますし、毎日の習慣に取り入れていってはいかがでしょう?
とりあえず、オススメの瞑想本も紹介しておきます。
明らかに引き寄せの法則としか思えないようなエピソードもありますし、かなり参考になること思います。
感情を手放していくセドナメソッド
最初に挙げたセドナメソッド
やり方を簡単に説明すると
- まず手放したい感情を思い浮かべる
- その感情を手放せるかを自問する
- 実際に手放すかを自問する
- いつ手放すかを尋ねる(「今手放す」という答えへの誘導)
- 握りこぶしをほどく、あるいは感情が浄化されるイメージなどをすることによって手放す
まぁ簡単に言うと、自分が握りしめている感情を客観視してそれを手放していく、という方法ですね。
ある意味一種の瞑想と言っていいでしょう。
通常の瞑想が常時不快に感じづらくなる状態を作り出すのに対し、セドナメソッドはピンポイントで感情を手放していく、というイメージですね。セドナは即効性がありますが、両者同時に行なっていくと効果は何倍にもなるでしょう。
執着すらも愛する自愛
自愛も有効でしょう。
「自愛とは何か?」という人に説明するのならば、自分を丸ごと肯定する生き方であると言います。
今の自分を徹底的に肯定し、自分自身を満たしてあげるという生き方です。他人に対しては優しくできるのに、自分に対しては適当な対応しかしていないという人、案外多いです。
欠けていても良い、願いが叶わない自分でも良い、そんな自分を許せなくても良い……自愛とはそういった生き方です。母親の赤ちゃんに対する愛情に近いですかね?
そもそもなぜ願望に執着するのかに触れておきますと、これはつまり今の自分に不満があるからなんですね。
自分に不満があり、何か欠けている気がするからこそ、何か願いを叶えることによってそれを埋めようとしている。これはごく普通で当たり前の生き方ですが、1つ罠があります。
というのも、引き寄せの法則の観点から考えると、不満や不安を動機にした願い事というのは、更なる不満や不安を引き寄せやすいんですよ。
別に叶わないという訳ではありません。しかし、外から見ると恵まれた環境に居ながらも、どこか常に不満げな人を見たことはありませんか? そういう人は、不安や不満を動機にして願いを叶えていると思っていい。
そもそも、不安や不満なんてものは、願いを叶えればなくなる訳ではありません。自分がどう在るかで決まります。
それに加えて、願いというのは自分が満たされている時ほど叶いやすくなっています。経験上、これは間違いありません。
自愛(瞑想も)をして満たされてくると、執着が薄れてくるので願望実現へのモチベーションが下がってしまう人が出てくると思います。
ですがこれは、今まで不安や恐怖をモチベーションとして叶えようとしていたからなんですね。
前向きな姿勢で願いを叶える方向にシフトしていけば、必ず以前より遥かに高く、そして継続的なモチベーションが湧きあがります。
そういった前向きなモチベーションで進んでいっていると、人にも愛されやすくなり、これまたなんとも不思議な力だって働いて願いも叶いやすくなります。
自愛に関しては、このページに行けばこのブログの自愛関連の記事を全て読めます。もっと詳しく読みたい方は、ぜひどうぞ。
いっそ徹底的に執着してみる
もしかしたら、どうしても執着をやめられないという人が居るかもしれません。そういった時は、徹底的に執着してみるのも一興でしょう。
上で書いたように、執着をしていれば願いが叶わないという訳ではありません。執着と言うのは、強いのならばそれはそれでかなりのパワーになる。
加えて、徹底的に執着していけば、いつか「もう嫌だ」と思えてきて自然と手放せる時が来ることも少なくありません。逆に、「執着できるところまでやってやる」という考え方も良いと思います。
どうせ執着するなら徹底的にということで、潜在意識を書き換えて願いをさっさと叶えてしまうのも良いかと。
叶えるというだけならば、この方法はかなり良い手段になるでしょう。執着が強ければ強いほど叶いやすい。
ただし、叶ったらなるべく自愛や瞑想などで自分を癒すようにしてあげてください。
願望実現というのは、幸福の一手段なのですが、いつしか幸福を犠牲にしてでも願望を叶えるという風に倒錯してしまっている人もいらっしゃいます。私も以前はそうなっていた時期があります。
人間、誰であれ幸せに生きるべきです。あえてより強い言い方をするならば、そう生きなければなりません。
過去の傷を根本から治療する
昔受けた傷やトラウマ(自覚のあるなしに関わらず)を癒すという手段もあります。
「そんなものが関係あるのか?」と言われるかもしれませんが、かなりあります。もしあなたが何か上手くいかないことがあるのならば、それは過去の傷やトラウマといったものが原因となっているケースがとても多い。
そういったトラウマを癒した途端、何もかもうまくいくようになる、ということだってそんなに珍しくもありません。
周囲に1人はいませんでしたか? 大した努力もしてなさそうなのに、何でもかんでもスムーズにこなせてしまうような人間。努力を努力と思わずすいすい向上していく人もそうですね。
そういった人というのは、生まれながらにして周囲からかなり愛されて育ってきたんですよ。だからこそ、何をやってもうまくいく。余計な力が入らないんですね。
感覚がマヒしてしまって解らないかもしれませんが、執着というのはかなり異常な状態(もっとも、今はその状態になっている人がとても多いのですが)です。
ゲームで言えばステータス異常の状態です。とっとと治した方が良くはあるのですが、そもそもそんな発想に至らない人だって多い。
こういった執着に関することに気づいている時点で、実はかなりの少数派と言っていいでしょう。
とはいえ、もちろん変える意思がない限り執着したまま人生は進んでいきます。せっかく気づいたのですから、過去の傷ごと癒してしまいましょう。
ではどうやって癒すのか?
自分で文献を漁ったりカウンセラーにかかったりするのも良いですが、そもそも自分に合ったものに会えるかが解りませんし、時間もお金もかかるでしょう。
なので、私としてはビジョン心理学を勧めます。
ビジョン心理学とは何かというと、かの有名な心理学者チャック・スペザーノ博士が提唱している心理学ですね。ご存知の方も多いのではないでしょうか。
心理学、心理療法といった分野は今発展が目覚ましいですが、チャック博士はその中でも一線で活躍している方で、世界的に結果を出しています。で、ビジョン心理学はというと、まさに今挙げた過去のトラウマなどを払拭するのにピッタリなやり方だと私は思っています。根源から治療するという点で言えば、過去の膨大な経験も相まってとても有効な方法となるでしょう。
説明に関してはこちらの記事の方が詳しいため、興味のある方はご覧になってください。ここで売られているDVD
何度だって見れますし、これで人生が根本から変わる可能性だってある。自分で文献を調べたり、カウンセラーにかかったりするのは時間もお金もかかりますしね。
私としては、人間関係に関する悩みのある方、過去に受けた傷が忘れられない方などに特にオススメです。そうした傷さえ治ってしまえば、人生が文字通り一変してしまう人だって多い。人生を根本から好転させたいという方には、是非ともオススメしたい方法です。
止まらないネガティブの原因は、実は過去に受けた傷だった、なんてことはよくあります。
自覚のある方は、一度そうした傷と真剣に向き合ってみてください。あなたが自分を癒そうと決意しない限り、あなたを癒せる方法は見つかりません。なので、どうか自分を癒す決断をして、人生をより良い方向へと変えていってください。
では、今日はこの辺りで。あなたに幸せが訪れますように。
コメント
自愛のビデオを進めていらっしゃいますがたくさんあって全部見ないとダメなんでしょうか?管理者さんは1巻からすべてもってますか?
管理者さんは
人を呪ったり人が不幸になってほしいと願ったことはありますか?
潜在意識界では
人に思っていることは自分に〜
と言われますが、しかし、悪いのは向こうです
悪いことをしたやつに不幸になってほしいと望むのは当然の願いだと思うのですが、この「人を不幸にしたいという欲求」について、コメント頂けると……